おばあちゃんの知恵 役立つ暮らしの辞典

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子育ての知恵:おばあちゃんの教えから学ぶ

 このブログでは、おばあちゃんの知恵を通して、子育ての知識を紹介していきます。子どもたちがより健やかに成長するための知識が広がれば幸いです。

 子育てにおいて、おばあちゃんから私たちに伝えてくれる知識は、貴重なものばかりです。経験から学び、子どもたちを育てる際には、役立てることができるでしょう。おばあちゃんが教えてくれる子育ての知識は、時には古く感じられるかもしれません。妊娠中の食事や生活習慣、子どもの発達に関する理解、そして子どもとの関わり方など、古い中でも見逃せない価値があります。いくつかご紹介していきます。

 

 

子育ては妊娠中から。お酒、たばこ、薬には充分注意し、丈夫な赤ちゃんを産む。

 育児は決して赤ちゃんの顔を見てから始まるものではありません。おなかの中に小さな生命が芽生えたときから親としての自覚が求められ、子育ての第一歩が踏み出されるのです。まず、何よりも元気で丈夫な赤ちゃんを産むこと。親の不注意や不摂生でハンディキャップを負わせたのでは、子供がかわいそうです。たばこやお酒は飲まない、薬は医師に相談して使うなど、できる限りの注意を払ってください。

 

 

子どもの知能の基礎は3歳までに完成。積極的に働きかけて脳を刺激するとよい。

 「三つ子の魂、百まで。子育ては三歳までが大切ですよ」と、孫ができるたびに繰り返すおばあちゃんの口癖です。おばあちゃんの言葉通り、今も昔も、3歳というのは子供の成長の大きな節目です。とりわけ知能は、3歳までにほぼ基礎が出来上がるといわれますから、まだ歩けなくても積極的に外に連れ出していろいろなものを見せたり、いっしょに遊んだりして、子どもの脳を大いに刺激してあげましょう。

 

 

上の子には充分な愛情を。寂しさが積もると知的な好奇心も失われてくる。

 下の子どもが生まれると、どうしてもそれまでのように上の子どもには目が行き届かなくなります。生まれたばかりの赤ちゃんは手がかかるのでやむを得ない面もありますが、上の子どもの立場になってみればその寂しさは想像以上でしょう。そんな心の渇きが重なると、子どもは何事に対してもやる気をなくし、知的な好奇心も失ってしまいます。下の子どもができたら、少しオーバーなくらい上の子どもに愛情を示してやってください。

 

前急ぎは後急ぎ。ほかの子と比べて焦るとかえって成長の芽を摘みとりかねない。

 育児は、ちょうど高層ビルを建てるようなもの。土台がしっかりしていればこそ高く丈夫なビルになりますが、肝心の土台がもろくては、それこそ砂上の楼閣になりかねません。育児についていえば幼児期は、ちょうどこの土台作りの時期にあたります。隣のA子ちゃんはもう字が読める、向かいのB男ちゃんは百まで数えられるようになった、といつもほかの子どもを引き合いに出して、自分の子どもを急ぎ立ててはいけません。その子の発達段階を無視して教え込んでも、かえって成長の芽を摘みとってしまうだけです。

 

 

ダメ!ダメ!は子どもをダメにする。冒険を認めることが知識や判断力のもとに。

 子どもは小さな冒険者。いつも何かおもしろそうなことを探し出しては勇猛果敢に挑戦していきます。そばで見ているお母さんはそのたびにハラハラ、ヒヤヒヤ。ついにはたまりかねて「ダメ!やめなさい」となりがちですが、子どもはたくさんの経験を積み重ねながら知識を広めたり、判断力を高めたりしているのです。少しくらい危険やよごれは覚悟して、子どもの挑戦ぶりを見守ってやりましょう。

 

 

子どもがなにかできたら喜んであげ、次の目標に立ち向かう力を与える。

 子どもが何か新しい挑戦に成功するとおばあちゃんは子どもを抱きしめ、オーバーとも思えるほどほめてやります。ほめられた子は目をキラキラ輝かせて何度も何度も、自分ができたことをやってみせ、また新しい目標に立ち向かっていきます。おばあちゃんは知っているのです。「なにをしているの。しっかりしなさい」という叱咤の言葉よりも「よくがんばったね。よかったね」というほめ言葉のほうが、子どものやる気を引き出すということを。

 お母さんから見れば、つまらないことにグズグズと時間をかけているように思えることでも、子どもにとっては真剣勝負なのです。やれたぞ!という満足感を味わわせ、次の挑戦への意欲をふるい立たせるためにも、子どもは大いにほめてあげてください。ケチをつけたり、注文をつけたりだけでは素質を充分に伸ばせません。

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか。自由な遊びの中で、子どもは知能や想像力を高め、知識を吸収していきます。ご紹介した内容がお役に立てれば幸いです。これからも子どもの育児にかんする内容を発信していこうと思います。過去の記事では、子どもの健康に関する記事もご紹介していますので是非ご覧ください。ありがとうございました。

 

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