おばあちゃんの知恵 役立つ暮らしの辞典

昔から語り継がれる暮らしの知恵を発信

伝統的な手当ての方法と健康習慣 【目の疲れ・頭痛】

 病気になる前に大切なのは、時には古くから伝わる知恵に耳を傾けることです。私たちの家庭には、おばあちゃんやおじいちゃんから受け継がれてきた貴重な知恵があります。病気や怪我になった時、医者に行く前に家庭でできる応急手当があることを知っていますか。時には、身近なものが最も頼りになることがあります。今日は、そんなおばあちゃん直伝の民間家庭療法をご紹介し、病気になる前に家庭で行える手当ての方法を紹介します。健康を守るための身近な知恵を共有し、大切な人々を守る手助けになれば幸いです。

 

 

目の疲れ

ヤツメウナギは「目の薬」。黒ごまも似た成分がある

 目がしょぼしょぼしたり、目の奥が痛む、といった眼精疲労の症状は、便秘、肩こり、頭痛、手足の冷えなどといっしょに起こることが多く、酸性体質の人に多く見られます。

 ヤツメウナギは「目の薬」と呼ばれ、目の働きに欠かせないビタミンAをたっぷり含んでいます。

 それも、ほかの魚はビタミンAが内蔵に集中しているのに、うなぎでは身そのものに含まれているという効率の良さ。カルシウムも多く、酸性体質の改善にも有効です。

 また、高価なうなぎのかわりに、黒ごまを常食するのも良いことです。黒ごまにもビタミンA、カルシウムが豊富で、すったり、刻んだりすると消化吸収がよくなります。

 

 

頭痛

熱めのお湯をあたまからかぶり、脳の血行をよくすると治る

 どこも悪いところがないのに、たびたび頭痛に見舞われる、いわゆる「頭痛もち」は、脳の血行が悪く、老廃物がたまりやすい体質のようです。

 おふろに入ったとき、はじめは微温湯程度から、次第にお湯の温度を上げて5~10杯ほど頭にかけます。血行がよくなって頭がすっきりします。

 ただし、顔が赤いときの頭痛は、脳への充血が原因なので、逆に冷やさなければなりません。

 

こめかみは頭痛のツボ。梅干しの果肉を貼っておく

 頭が痛いとき、重いとき、こめかみを指で押すと手応えがあります。こめかみは頭痛や顔面神経痛をとりのぞく、指圧や鍼のツボ。ここに梅干しを貼ると、梅干しの酸がツボを刺激し続けて頭痛を和らげてくれます。梅干しの果肉は和紙にのせ、ばんそうこうで止めます。10分ぐらいで痛みが引く人もありますが、長引くときは2~3時間後に梅干しをかえてみましょう。

 

 

歯ぐきの腫れや口臭

ハコベの粉末を塩に混ぜ、歯みがき剤として使う

 歯ぐきの色が黒ずんだり、腫れたり、あるいは口臭があるという状態なら、歯槽膿漏が考えられます。歯槽膿漏は放っておけば進行するだけで、いつか自然に治るということはありません。

 気がかりな症状がでてきたら、1日でも早く手当を始めましょう。今のような歯みがき剤がない昔は、塩で葉をみがいていたものですが、塩には殺菌作用と歯ぐきを引き締める働きがあったり、見直したいもののひとつ。これに、ハコベを乾かして粉末にしたものを加えると、歯槽膿漏の予防にも効果的。歯ブラシにつけて歯を磨き、ついでに歯ぐきも丁寧に磨きます。

 

 

足のほてり・だるさ

とうがらしを入れたお湯に足をつけて、血行をよくする

 足がほてって寝つかれないとか、がまんできないくらい足が重くてだるい、というのは、足に血がたまっている状態です。足を高くして寝ると、たまった血液が次第に流れ出してらくになりますが、その前にちょっととうがらし湯で足浴すると、さらに効果が上がります。

 バケツ1杯のぬるま湯に、とうがらしを2~3本ちぎって入れ、ここに7~8分足を浸します。とうがらしの刺激でたまった血液が流れ始め、ほてりやだるさがとれます。

 また、昔からとうがらしは旅や仕事の疲れをいやすのに用いられてきました。わらじと土踏まずの間にはさんだり、足の裏に当てたりしたものです。

 

 

水虫

米酢を温めて患部をつけるか、あればぬか油を塗る

 水虫の予防には清潔賀一番で熱や汗でむれないように注意します。水虫にかかった場合もこの注意は厳重に守り、その上で次の方法を実行します。

 米酢を温めて洗面器やバケツにとり、患部を10~20分つけ、水で洗わずに、乾いたタオルで拭き取ります。米酢は捨てずに、毎日温めなおして使ってください。約半月続けると治ってきます。

 米ぬか油があれば、寝る前などに患部を洗って乾かした後、塗ります。

 

 

五十肩

お風呂の中で腕を動かし、しょうがと里いもの湿布を

 年配の人が五十肩(四十肩ともいう)といっているのは、肩の関節が老化して起こる障害で、肩が激しく痛み、腕を上げたり後ろに回したりすることができなくなる状態です。放っておいてもいつかは治りますが、それまでの期間が長引き、たいへん不便な思いをします。

 そこで、五十肩が起きたら、初期のうちに、適切な手当てがすすめられます。まず、お風呂につかりながらゆっくり腕を動かす練習。お湯の中でなら、飛び上がるほどの痛みもなく動かせます。早い時期から動かす練習をくりかえすと、それだけ治りが早いのです。同時に、しょうがと里いもの湿布で痛みと炎症を鎮めましょう。しょうがはおろして、熱い湯の中に汁を絞り入れ、このお湯をタオルに浸してしぼり患部を温めます。充分温まったところで、里いもをすりおろした湿布薬(のどの痛みの章参照)を当てます。いずれも痛みと炎症を鎮める働きがあるので、これらの湿布で少しらくになったところで、腕を動かす練習をするとよいでしょう。

 

神経痛

桑の枝とよもぎの煎じ薬を毎日、4~5か月間飲む

 からだのあちこちの神経に沿って痛みが起こるのが神経痛。雨降りの日や寒いときには特にこたえます。治りにくい病気ですが、桑の枝とよもぎの煎じ汁を気長に飲み続けてみましょう。

 桑の枝を細かく刻んだものとよもぎを、乾燥品で各10~15グラム(生なら桑40グラム、よもぎ60グラム)を500㏄の水で焼く半量に煎じ、これを1日3回に分けて飲みます。約1か月で効き目が現れますが、さらに3~4か月続けます。

よもぎ

 

リウマチ

おろししょうがの温湿布で患部を温めて痛みを和らげる

 リウマチは神経痛と並ぶ治療の難しい持病。その時々の痛みを和らげながら過ごすことが手当のポイントになりますが、それには、おろししょうがの温湿布がぴったり。3~4回タオルをしぼりなおして、患部に赤みがさすくらいまで温めます。

 

 

まとめ

 おばあちゃん直伝の家庭療法や健康管理法を紹介しました。これらは古くから伝わる知恵で、私たちの生活に大きな役割を果たしています。身近な知恵を共有することで、大切な人々の健康を守り、日常生活のさまざまな状況に対処するための有益なヒントやアイデアを提供します。家庭内で使える手当て方法は、病気やケガの予防や対処に役立ちます。伝統的な知識や実践は、大切にしておくべきものです。

 

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